今日は最終日。昨日見た位置よりも高い位置から見た。やはり30分くらい遅れて始まる。今日も初日のビデオの模様が流れる。アン・チファンはいいな。そして、まず前座でベドゥテイスト(多分bad taste)というグループの演奏。なかなか聞きやすいRockでよかった。

 そして、ノイズガーデンというハードロック系のグループでスタート。ちょっとステージが単調で眠くなってしまった。そして、幕間はオオブバンド。いかにもアンダーグラウンドなちょっと一般人を寄せつけない雰囲気があった。

 続いて、2人目はカン・サネ。私は先日のライブに続いて2回目である。彼が出ると会場は盛り上がり、また彼も客を盛り上げるのがうまく、楽しく格好いいステージだった。曲目は、「テグッキ」、「トン」等。相変わらず気取らずに、会場と一体となるステージは魅力がある。でも、カン・サネが2人目に出てくるというメンツもすごいと思う。

 で、次はポムヨルムカウルキョウル(春夏秋冬)。純粋なハードロックのグループで、私も最新作の銀の缶に入ったCDを持っているが、CDでは感じない魅力があった。やはりライブで聞くべきグループでしょう。さっきのカン・サネも同じですね。これも40歳くらいの一見怖そうなおっさんのグループですが、格好いい。それにこのバンドはこんなに人気があるのかと思うくらいに会場は盛り上がっていた。少し前にかなり人気が出たバンドのようだ。名曲「ミイン(美人)」もやってくれたし満足。

 次は、チャン・サイクというおそらく国楽の歌手とイム・ドンチャンというピアニストの競演。歌手の方が韓国の童謡というか、真の意味でのフォークソングを声量豊かに、見事に歌い、客席も一緒に歌った。といってもこの歌手、別におしゃれなわけではなくふだんは農村にいるような50歳くらいのおじさんで、客席のチャン・サイクコールにも「テッソヨ(いいですよ=必要ないの意味)」と訛りで応えて、観客の笑いを誘っていた。ピアニストのほうも劇的な弾き方をして感動的なライブであった。

 そしてこの自由コンサートのトリは、チョ・ヨンピル。私はてっきり演歌のノリでやるかと思ったら、ウィデハンタンセン(偉大な誕生)という若いバンドを引き連れて演歌ではない曲ばかりやった。さすがに韓国NO.1歌手。彼が登場するや、観客は総立ち。私はチョ・ヨンピルで総立ちになるこの感覚が分からず、着いていけなかった。おまけに彼にまでオッパ部隊(親衛隊のようなもの)がいて、チョ・ヨンピルと書いたプレートがいくつか踊っていた。それもかなり若かったと思う。おそるべし、韓国。彼も最近新譜を出し、新曲「パラメ ノレ(風の歌)」等を披露したが、やはり盛り上がるのは過去のヒット曲。「ヨヘグル トナヨ(旅に出よう)」以外は知らない曲ばかりだったのだが、会場は異常に盛り上がっていた。

 そんなわけで会場も大いに盛り上がってコンサートは幕を閉じた。終わったときには11時近くで帰りのバスに乗るのが大変だったが、十分に楽しめた。やはり生はいい。しかし、最後にあえて苦言。客は自分のゴミくらい自分で始末しろ!!

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